医薬分業とは？

病院や診療所で診療を受けた時に、薬の種類や量の記載された処方せんを受け取ります。その処方せんを持って、「処方せん取扱」「保険薬局」「基準薬局」等の表示のある街の薬局で薬を調剤することです。

医師と薬剤師の二人の専門家によって、医薬品の使用をダブルチェックし、効能効果や安全性を一層高めようとする制度です。

医薬分業のメリットは？

保険調剤薬局では患者さんごとに薬歴を作成します。薬歴には現在服用している薬のほか、患者さんの体質、アレルギー歴や、以前起こした副作用が記入されてます。この薬歴をもとに処方せん中の薬の、他の医療機関から処方されている薬との飲み合わせや重複投与、量のチェックをしたり、アレルギーを起こす可能性がある薬が出されていないかなどのチェックをして、必要があれば医師に相談した後、調剤されます。このチェック機能によって安心して薬を飲めるようになります。

また、薬の内容や飲み方、注意の記載された説明書をもとに、使用方法や保管方法を含めた細かい説明し、適正に使用してもらうように服薬指導を行います。 処方せんは、ご本人が持参しなくても代理の方が、保険調剤薬局に持っていっても問題ありません。その際に、処方せんには使用期限がありますので注意しましょう。

処方せんの使用期間は？

処方せんの使用期間は健康保険法の規程により、交付日を含め４日以内です。
使用期間内に処方せんを薬局に持っていき、薬を受け取ってください。